地下工事における酸素欠乏対策
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概要
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酸素欠乏とは, 今まで地下水で飽和されていた砂レキ層中に地下水位の低下のため空気が浸透すると鉄塩類が酸化して空気中の酸素をうばい, 極めて酸素濃度のうすい空気ができることをいう。このため空気が流通しやすく砂鉄分を多く含む砂レキ層で起こり, 粘土・ローム層で起こることはまれである。酸素欠乏の状態は無酸素の地層を掘れば必ずといってよい位い起こり, 近くで圧気工法が行なわれている場合や低気圧通過時には特に危険度が高い。また古井戸や古い建物の地下室, マンホールなどへ入るときも注意を要する。対策は次のとおりである。(1)検知器を使用し, 酸素濃度21%以下となったら作業を中止する。(2)送風機によりたえず新鮮な空気を送る。停電の対策も考慮する。(3)非常用の空気ボンベ, マスクを用意する。万一事故が起きたら無防備で現場へ近づかないことで, 至急に救急車を呼んで処置をしてもらうのがよい。
- 1975-09-15
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