大気圧工法と生石灰パイル工法の現地比較実験 : 羽沢軟弱地盤におけるピート層の強化
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概要
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横浜新貨物線羽沢貨物駅構内の軟弱地盤でペーパードレーン併用の大気圧工法と生石灰パイル工法の2工法によるピート地盤の強化について現地比較実験を行なった。実験結果によれば大気圧工法が高含水比, 高圧縮性の有機質土により効果的に作用することが明らかとなった。本地区のピート層の場合, 17日間の大気圧載荷で圧密度は75%以上となり, 地盤強度は原地盤でq_c値にして1〜2kg/cm^2が載荷後には3〜7kg/cm^2と著しい増加を示した。大気圧工法の強度増加効果は, 特に上層部のごく軟弱なせんい状ピート層において著しく, 地盤強化に関する大気圧工法の効果は土質に左右されずはん用性の高い工法といえる。生石灰工法の強度増加はせんい分の多い軟弱ピート層で小さく適応性が少ない。生石灰工法の地盤強化に関する効果は, 軟弱地盤の土質と初期含水比の値によって異なり, 土質別ではシルト質土が最大, 粘土質土がこれにつぐが有機質粘土までしか適用性は認められないし, 初期含水比が高い場合, 大きな効果は期待できないことがわかった。
- 1975-09-15
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