余盛工法に関する考察
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概要
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用地造成のための盛土を行なうさいに, 将来そこに構築される構築物の荷重を見越して余盛をしておく, いわゆる余盛工法は従来軟弱な粘性土のうち有機質土の多くタイ積している内陸地盤や, サンドシームを多くはさむ埋立地盤などの比較的透水性の良い地盤においてしばしば用いられている。余盛工法においては, 事前盛土によって一般盛土の圧密所要時間の短縮, あるいは残留沈下量の縮少を図るなどの特徴をもっているが, 盛土量, 短縮すべき盛土期間, 地盤の支持力などを総合的に検討して余盛量を決定しなければならない, 著者らはこの余盛量の算定方法に関してテルツァーギ(Terzaghi)の圧密理論を用いて検討を行ない, その方法を宅地造成工事の現場に適用した。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1975-06-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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