高圧噴射による地盤安定処理工法1,ジェットグラウト工法
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概要
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高圧ジェットを利用して無騒音, 無振動で土中に確実に止水壁を作る工法について説明する。高圧ジェットが地盤を切削する要因は動圧, キャビテーション現象, 噴流の脈動負荷, 水クサビ効果, 水塊による衝撃力などの相互作用によるもので, 水中噴射の際はエアジェットを併用すると効率はさらに向上する。施工法はボーリング機でガイドホールを1.0〜2.0m間隔に掘り, 孔中にモニターをおろし, 水平方向高圧ジェットにより隣接孔との間の土を層状に切削する。切削は孔底から地上に向って行ない, 同時にモニター先端よりセメントミルクのグラウトを行なう。切削のズリは隣接孔から水と一緒に排出される。以上の作業を繰返しながら連続した水止壁を作ることができる。壁の仕上り厚さはシルト・粘土地盤で5〜20cm, 砂地盤で10〜60cm, 土丹で1〜2cm程度である。本工法の利用分野は止水を目的としたカーテングラウト, 裏込めグラウト, 中込めグラウト, 砂防グラウトなどのほか地盤安定工法, タイバックアンカー用球根造成などがあり, すでに100件近くの施工例を持ち1,2の例外を除きいずれも成功裡に終了している。
- 1974-12-15
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