乾燥の経年変化について : 八郎潟のホ場乾燥に関する研究(IV)
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概要
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八郎潟中央干拓地は昭和38年11月より干陸を開始し, 翌年4月以後, 順次陸化が進み, 干陸当初の超軟弱地盤から, 乾燥の進行とともにき裂の発生, 酸化固化層の形成などしだいに耕地地盤としての条件を備えるようになった。地表部の経年的変化について, コーン支持力, 仮比重の変化を中心に検討している。1)コーン支持力は干陸後2〜3年ではほとんど増加しないが, 4年目からは表層部の強度が急激に増し, それ以後は深さ方向への拡大がみられる。このコーン支持力の増加と含水比との関係をみると, 干陸当初は250〜300%であった含水比が, 150〜200%程度まで乾燥してくると地盤の強度は急激に増大する。この含水比は, ほぼ液性限界に相当する。2)仮比重の変化は干陸当初0.33〜0.35程度であったが, 3年目ごろから, 表層で0.6程度に増大し, 4年目では深さ20 cmまで0.6以上に増加した。それ以後表層部ではあまり大きな増加はしないが, 深層部への増加傾向の拡大がみられる。以上より, 1)当初の乾燥目標はW_n≦W_<LL> (ここでW_<LL>=pF 2.0)とする。2)地表排水が重要である, などが明らかにされた。
- 1974-09-15
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