ヘドロ地盤のホ場面沈下について : 八郎潟のホ場乾燥に関する研究(I)
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概要
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ヘドロ地盤のホ場面沈下がどの程度あるか, 八郎潟を例に, 実測または計算によりつぎの4通りの方法で推定している。1)沈下クイによる測定, 2)等高線図の変化による測定, 3)仮比重の変化による収縮沈下量の推算, 4)圧密試験データーによる圧密沈下量の推算, この結果, 主につぎの事項を明らかにしている。1)ホ場面沈下は, 収縮沈下と圧密沈下とが合算されたものであるが, 収縮沈下の方が圧密沈下よりもかなり大きく, かつ早期に生じる。2)収縮沈下は, 地表部に近いほど大きく, 100 cmより深い土層の沈下は, おおむね圧密沈下と推定される。3)ヘドロ地盤の沈下は, き裂の発生, 酸化層の発達と密接な関係があり, 排水工法の成果にも大きく支配される。4)ヘドロ地盤においては, 干陸直後の乾燥密度γdと, 乾燥して酸化層となった土層のγdを知ることによって, γdの変化を想定し, ホ場面沈下の予測が可能である。ただ, この方法は, 実際よりやや過大な値を与える傾向にあるので, 補正係数を乗じる必要がある。
- 1974-09-15
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