沈埋トンネル耐震設計用スペクトルについて
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概要
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沈埋トンネルの耐震設計用スペクトルについてその計算式を誘導し, 13地点で観測された49本の水平成分の記録についてスペクトルを計算した。それらを等価正弦波の振幅スペクトルで代表される設計スペクトルを, 強震記録の観測地点によってクラス分けし, その平均値と分散を計算し, クラス別標準スペクトルとして, A, BおよびCのスペクトルを示した。つぎにスペクトル形が単に地盤条件だけでなく, 電源のマグニチュードにも関係することを予測し, 地盤の条件とマグニチュードの両方を考慮したクラスA', B'およびC'を示し, その使い分けについての提案を示した。本スペクトルを計算する際, 地震波を水平に伝パしているものと仮定するが, 表層波Sの波速で伝パすると考えれば, 地盤中に生じる相対変位(ヒズミ)の上限値を得ることができる。地盤の卓越周期に比べ長い周期の振動を考えると, S波速度をとると過大設計になることもわかった。そのためスペクトルの一般性を失うことなく見かけの伝パ速度をS波速度より割増して計算する方法も提案した。
- 1974-06-15
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