中性子水分計, γ線密度計の利用開発に関する研究
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概要
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ラジオアイソトープ利用の中性子水分計・γ線密度計による測定において問題となる校正曲線の作製方法, そう入のための導管の設置方法, プローブ周辺における被測定物の水分および密度の不均一性などの問題について研究された。導管の肉厚むらについては計数率5%の変動に対する測定誤差は2.5%であり, プローブの導管中でのセンターの偏心による誤差は無視しうるほど小さいことがわかった。塩分濃度による中性子出力の低下は海水の濃度に対して5.8%計数率が低下する。R・I測定と在来の測定法による比較実験では試験方法ならびに測定者の熟練度と被測定土質との交互作用に影響を受けることがわかった。単一校正曲線による密度測定法に対して新たに密度計と被測定物との間のギャップを変化させた(密着計数率/ギャップ計数率)を用いた校正曲線法では土質の組成による影響が少ないことがわかり, かつ後者の方法がより簡単に校正曲線が得られる有利な方法であることがわかった。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1974-06-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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