LNG地下貯蔵タンクの耐震設計について
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概要
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LNG地下貯蔵タンクの耐震設計にあたっては, 地盤とタンクとの動的な相互作用の問題を抜きにしては考えることができない。ここで解析対象とされたタンクは, 半径と深さがほぼ等しい薄い円筒形をなすコンクリートの外殻を有するため壁体の応力解析には三次元解析には三次元解析を行なう必要がある。この論文ではこの点を考慮して, 波動理論を用いてタンクの壁体に作用する動的な地震時土圧を求め, ついで静的な三次元有限要素法を用いてタンクの壁体の地震時応力を算定した。この方法とタンクと周辺地盤を有限要素化したモデルについて震度法により水平荷重を設定して三次元応力解析した計算結果を比較したところ, 二つの解析結果は比較的良く一致した。したがって, 最大地震応答土圧を地震荷重として用いることができタンク壁のみを有限要素化して, より詳細な三次元の応力解析が可能となる。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1974-06-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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