沈埋函トンネルの地震応答解析について
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概要
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地震時における沈埋函トンネルと周辺地盤の振動状態を明らかにして耐震性の検討を進めていくために, 三次元動的有限要素法による沈埋函トンネル地震応答計算プログラムについて述べている。プログラムは地盤を弾性体と仮定し, 入力地震波には位相遅れをもって作用する効果を考慮した。また有限要素法適用に伴う未知数に対しては, 不要な振動成分を除去するという考えによる運動方程式縮小法を開発して解決し, 高い精度の近似値を得た。道路用の大規模な沈埋函トンネルの地震応答を解析した結果, 沈埋函トンネルの振動特性は地盤の振動特性に影響され, トンネル軸方向に地盤の振動特性が急変する部分には応力集中が生じること, また入力地震波の位相遅れによる影響も無視できないことが明らかとなった。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1974-06-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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