液状化と沈下に対する地盤の抵抗
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概要
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飽和した砂地盤が地震時に液状化するか否かを定量的に推定する方法を提案した。まず地震時に地表から限界深さまでの土が一体となって動くとし, このときの平均セン断応力τ_cをτ_c=2/3σ_va_p/gとする。a_pは地表面における最大加速度, σ_vは限界深さにおける全垂直応力, gは重力加速度である。係数2/3は地震動を一様な加速度におきかえるときの係数である。地震の継続時間は20秒を基準にそれぞれの地震に応じてa_pの値を変化させる。限界深さは液状化を生じた地点では液状化層の最深部, そうでないときはN値が急増する深さとした。液状化の発生は限界深さにおける有効上載応力σ^^-_vを求め, τ_c/σ^^-_vの値によって判断の基準とした。八つの地震に対して13地点の調査と震動砂箱実験の結果を上の基準でまとめると, 相対密度が約55%のこれらの場合にはτ_c/σ^^-_vの値が0.15より小さいときに液状化が発生していることが明らかになった。
- 1974-06-15
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