多層系路盤面上におけるK値の推定方法に関する研究
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概要
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コンクリート舗装のスラブ厚さの設計は路盤上のK値に基づいて行なう。しかし, 一般に設計の条件として求まるのは路床のK値だけであり, 何らかの方法によって路盤上のK値を推定するか, あるいは所要の路盤K値となるように路盤厚さを決定してやることが必要である。この報告では2層系弾性理論の応用により, 多くの試験結果から下層の弾性係数の値をも考慮した路盤効果の算定法を開発した。この方法を用いれば, 任意の多層系路盤面上でのK値の推定が可能である。粒状材料のほかに最近使用されることが多くなった安定処理材に対しても結果を取りまとめた。弾性理論から導かれる種々の特質を利用して, 1層地盤および多層系路盤面上でのK_<30>からK_<25>への換算の方法を考え, 合理的な換算係数の決定法を提案している。その他, 路床上の現場C.B.R.とK値の相関関係について試験結果に基づき考察を加えている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1974-03-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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