地盤沈下をする地域におけるクイ基礎の設計について
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概要
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地盤沈下する地域で支持層まで打設されたクイには, 周面に負の摩擦力が作用することは以前より注目されていたが, クイの施工技術の進歩とクイ材の品質向上により長尺グイの施工が可能となり, また都市の発展, 産業の進展により埋立地や厚い軟弱地盤上にも長尺グイで支持される諸施設が増加した近年において, 負の摩擦力は問題にされることが多くなった。構造物の重量に加えて, 負の摩擦力が荷重として働き, クイの先端部分の支持力のみがそれに抵抗することになる。地盤沈下する地域でのクイの設計では, 作用する負の摩擦力を適切に評価し, クイ先端部の支持力, クイ材の応力などを検討しなければならない。著者はここで, 1964年からの土質工学会鋼グイ委員会の実験結果, 最近の研究成果に基づき, 負の摩擦力の評価の方法や先端の支持力の算定方法について述べている。クイ設計の際の安全率は, 負の摩擦力がクイの沈下とともに減少することから, 小さめにとってよいが, 地盤, 土質の予測し得ない不均一性を考えるならば, 最小限1.5は必要であるように考えられるとしている。
- 1974-03-15
論文 | ランダム
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