平面ヒズミ状態での砂のセン断試験
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概要
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平面ヒズミ状態でのセン断試験は1964年ごろから数か所の実験室で行なわれているが, その機構が複雑で実験操作もむずかしい。本研究はカリフォルニア大学で行なわれている方法を参考にし, 三軸試験機を利用して比較的簡単に平面ヒズミセン断試験を行なったものであり, その方法および結果について報告されている。実験結果を要約すればつぎのとおりである。1)平面ヒズミ試験より得られる乾燥砂の内部摩擦角は三軸試験より得られるそれよりもやや大きく, 両者の差は初期間ゲキ比によって変化する。2)破壊点における最大主応力差の最大値の表われ方は三軸試験よりも平面ヒズミ試験の方が顕著である。3)平面ヒズミ試験の場合の破壊時の軸ヒズミ量は三軸試験のそれよりも小さく約65%である。4)圧密非排水試験における軸差応力の単位増加量当りの間ゲキ水圧の発生量は, 平面ヒズミ試験の方が三軸試験より大きい。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1974-03-15
著者
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