沈埋管の振動実験
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
地中埋設管の地震時の挙動は不明な点が多く, 設計基準も明確なものはない。そこで, 1)管と地盤との振動の相関性, 2)管の振動特性および, 3)管内の応力分布, とくに軸ヒズミと曲げヒズミの関係を明確にし, 設計時の沈埋管モデルをより現実に近いものにするための実験および解析が行なわれている。実験の概要はつぎのようである。供試体としてφ1219.2×t 11.7×l 84,000(mn)の鋼管を用い, 加震源はダイナマイト, 板たたき, エアガンなどである。そして, 管軸方向および半径方向より振動を与え, 管および地盤の変位と管体に生じるヒズミを測定している。実験結果の要約はつぎのとおりである。1)管および地盤の変位の周期スペクトルはほぼ一致し, そのピークは振動特性と一致する。2)沈埋管の固有周期は認められなかった。3)管の変位は地盤の変位とほぼ同じか小さめで, 位相差は非常に小さく, 管と地盤の相対運動はほとんどみられない。4)管の振動周期は震源の種類によって異なり, 地盤の卓越周期に支配されない。5)管の軸ヒズミが曲げヒズミより卓越する。6)軸ヒズミは曲げヒズミに比して波形が複雑で減衰しにくい。
- 1974-03-15
論文 | ランダム
- 728 長崎県平戸市市街地における町人街の形成について : 平戸六町図(寛政四年・1792)の判読から(都市計画)
- 615 継続居住状況に関する研究:47都道府県&13大都市 : 平成5年・住宅統計調査(建築計画)
- 614 住宅着工戸数統計について:10年間(S62〜H8) : 月刊住宅着工統計:全国、福岡県、政令市等(建築計画)
- 資料 持家戸建の敷地面積、持家共同住宅と民営借家非木造の延べ面積、世帯移動の状況--13大都市、全国DIDs、全国.平成5年「住調」
- 資料 住宅の所有関係、居住密度、居住水準の状況--13大都市、全国DIDs、全国.平成5年「住調」