農用車両の沈下量予知法に関する一考察
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概要
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農用車両の農地上の走行の際の沈下量算出には, Bekker式が用いられているが, この式は地表下60cmぐらいまでは土質状態が一様であることが条件となっている。しかしながら, 農地には比較的浅い所に耕盤があるために, Bekker式は採用できかねる。そこで, Douglas, Bondの方法をもとに, 新しい沈下量算出法を考察し, その結果実測値と計算値がよく適合することを確かめた。1)Douglas, Bondの方法は, 2個以上の小さい載荷板(基礎)で行なった荷重沈下量曲線より実験定数ν値を得ると, 小さい載荷板の荷重・沈下量曲線より大きい載荷板のそれを推定できる。この方法は三軸圧縮試験のε-(σ_1-σ_3)曲線の推定にもよくあてはまる。2)荷重・沈下量曲線が, 本報告の式で示されるときには, 任意の大きさの基礎の荷重・沈下量曲線が式化でき, 農用車両の走行沈下の推定ができる。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1972-06-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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