鹿島線線路構造物と基礎工の選定について
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概要
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国鉄鹿島線の千葉県佐原市香取駅から茨城県鹿島町北鹿島駅間18km間の建設工事に際して, 区間の地形・地質に応じて使用した基礎工と線路構造物について述べている。18kmのうち, 線路構造物は, 盛土・切土が44%, 橋リョウ・高架橋55%, トンネル1%である。また地形地質をつぎの五つに大別しおのおのの場合における線路構造物と基礎の種類とその選定理由を述べている。1)台地, 2)台地周縁低台地と大舟洲三角州台地, 3)台地周縁谷底低地, 4)水郷三角州湿地, 5)河川部。これらのうち1)のような良質な地盤に恵まれた地点ではすべて直接基礎を用いている。2)から5)の軟弱な地盤の地点は, 支持グイ, 中間層支持グイ, 摩擦グイを採用しているが, いずれも完全支持グイではないので, クイ打ち, クイ垂直載荷, クイ水平載荷の各試験を行ない, また中間層支持グイでは圧密による沈下を考慮し, また横方向K値の増加をうながす工法を考慮して設計し, また地震に抵抗させるために基礎のツナギバリを十分剛強なものとしている。
- 1972-06-15
論文 | ランダム
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