実験を越える時間空間分解能の実現への挑戦 : 量子化学計算によるリチウムイオン電池の材料設計(<小特集>シミュレーションは何処まで実験を補完できるか-仮想実験による物質材料設計の試み)
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概要
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Recently high performance rechargeable battery for movable communicator and batteries of electric automobiles is in great demand. In order to develop higher performance lithium ion rechargeable battery, it is necessary to reveal structures and mechanism of Li absorption or intercalation into carbon electrode. But it is quite difficult to experimentally reveal those structures and mechanisms, because carbon materials are amorphous clusters. We investigated structures and mechanisms of Li absorption or intercalation into carbon clusters using ab initio molecular orbital calculation, aiming at the materials design of lithium ion rechargeable battery. Using the ab initio molecular orbital calculation program Q-Chem, we examined the result of the previous carbon model using the semi-empirical molecular orbital method by Yamabe et al., and calculated electronic energy levels on our modified carbon cluster model consisting of more than 100 carbon atoms. As a result, we found an optimum structure of carbon cluster, and succeeded in the materials design of carbon electrode of lithium ion rechargeable battery.
- 日本シミュレーション学会の論文
- 2000-03-15
著者
-
松本 高利
物質工学工業技術研究所
-
田辺 和俊
経営情報科学科教授
-
田辺 和俊^
工業技術院化学技術研究所
-
田辺 和俊
通商産業省
-
長嶋 雲兵
通商産業省工業技術院産業技術融合領域研究所
-
松本 高利
通商産業省工業技術院物質工学工業技術研究所
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