船体横強度について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文においては一層甲板船の横強度を解析するのに撓角撓度法を使用した。喫水および倉内荷重の影響および縦部材の影響を調べるのに便利なように式をつくつた。また船が傾斜した場合の影響も考慮に入れた。撓角撓度法を使用すると次のような利点がある。すなわち与えられた船の荷重に応じて, 表の固定モーメントの式を代入すると, その端部モーメントを容易に求めることができる。このようにして, 横強度計算はルーテンワークになり, 非常に短い時間で, 製図室等で簡単に行なうことができる。本方法は, 特に倉口や船倉が長い場合や, 荷重が普通でない場合の影響を調べるのに好都合である。
- 社団法人日本船舶海洋工学会の論文
- 1959-09-25