無歯顎患者における上顎洞底各部と顔面頭蓋骨体との交互関連性のレントゲン形態解析
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概要
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骨吸収過程での形態形成の追求は,義歯床特有の問題としてばかりでなく,ポンテイック基底部やインプラント周組織への潜在的な被依存構造として,臨床的意義に深く関わっているといえる.また,吸収過程の形態追跡では,フラクタル次元や一般多項式近似による曲線回帰などアプローチ問題としての理論的意味も大きい.今回,頭部X線規格写真の各部計測値間の関係から,上顎洞底と顔面頭蓋各部の一般正準相関と多重回帰分析の手法を用いて,頭蓋構造の変容と上顎洞位置の関係を多面的に検討することによって,上顎洞に補綴学的意義を見い出すとともに,頭蓋構造の解剖学的「場」から機能的「場」への変換プロセスにも接近を試みた.
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1994-06-01
著者
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