咀嚼運動の機能的分析 : 正常者における前頭面でみた切歯点の経路のパターン
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概要
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The automatic masticatory movement analyzing system was used to investigate the pattern of masticatory path in 78 normal subjects. After classifying the pattern, examining the frequency of each pattern, and investigating the opening and closing angle the following results were obtained. 1. 8 patterns (I〜VIII) were observed. I : smooth opening toward working side, and convex closing. II : opening similar to I, but concave closing. III : opening toward working side after initially toward non-working side, and convex closing. IV : opening similar to III, but concave closing. V : convex opening, and closing with similar path. VI : opening more toward working side than closing. VII : crossing. VIII : creating a line. 2. The catalog for classification was composed of 4 combinations. 3. The most frequent pattern on the habitual, non-habitual, and both side was I, followed by III, II, etc. Also I through IV constitute 85.3%, and I and III consstitute 7l.8% of the total. 4. The most common pattern in individual subject was I for both side, followed by III for both. 5. The opening angles for I, II or III, IV were similar. The closing angles were significantly smaller in II, IV than in I, III. Also the closing angle for I, III was 47.3±7.6°. 6. It is suggested that a normal mastication was mainly I or III, must exhibit convex closing path, with a functional anterior guidance (lateral incisal path) of approximately 40〜55° to mid plane (35〜50° to horizontal plane).
- 日本補綴歯科学会の論文
- 1991-06-01
著者
-
小林 義典
日本歯科大学生命歯学部歯科補綴学第1講座
-
秋山 仁志
日本歯科大学附属病院
-
志賀 博
日本歯科大学歯学部歯科補綴学教室第1講座
-
秋山 仁志
日本歯科大学歯学部歯科補綴学教室第1講座
-
志賀 博
日本歯科大学生命歯学部歯科補綴学第1講座
-
小林 義典
日本歯科大学
-
志賀 博
日本歯科大学 歯 第1歯補綴
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