曲げ木車いす
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
曲げ木車いすは、秋田県産のブナ材を用い、主な地場産業である秋田木工(株)の曲げ木技術を活用して開発された。これからの高齢社会において、生活者のための日常生活用具に求められる要素としては、安全性や使いやすさとともに、安心感や愛着感といった情緒面への配慮が欠かせない。車椅子というと、歩行補助器具としての機能性が先行しがちであるが、本作品のコンセプトは、むくのブナ材による温もりを大切にした屋内空間における動く家具の具現化である。本研究開発では、二度にわたる試作品の製作を通して、車椅子使用者による既存車椅子との比較評価および座圧分布測定の結果からいくつかの改良を経て商品化に至った。
- 2001-03-30
著者
関連論文
- 曲げ木車いす
- 大館曲げわっぱのデザイン開発(パネルセッション方式による作品・設計発表概要)
- 地域におけるバス利用支援のためのデザイン研究--秋田市内でのバス利用実態調査および地域性を考慮したバス待合所の開発
- 積雪寒冷地における寝具乾燥システムの研究
- 省エネルギー型寝具乾燥システムの実用化に関する研究(2)
- 一本杖のグリップ形状に関する研究
- 省エネルギー型寝具乾燥システムの実用化に関する研究(1)
- 地場産業を活用した車椅子の研究開発 : 秋田におけるバリアフリーデザインの展開(2)
- 高齢障碍者の生活用具への地域産業の適用(北からの発信)
- 杖グリップのセミカスタム化に関する研究 : 一本杖における荷重許容範囲内でのグリップ形状の展開