外観設計と機能設計間のサイマルティーニアス・プロセス : シート設計方法に関する一考察(4)
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概要
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製品開発において, 外観設計や機能設計などの各工程を同時進行で行うサイマルティーニアス・プロセスの導入(サイマル化)が図られている。サイマル化は, 的確な設計解を短期間に求め, タイムリィーな新製品の市場投入, 開発費の削減などの方策として推進されており, 今後の課題としては, 外観設計と機能設計間のサイマル化の推進が必要とされている。本研究では, まず, 外観設計と機能設計間のサイマル化の方法として, 両設計方法を定性的方法から定量的方法へ変換するとともに, 階層構造グラフを用いて両設計間のサイマルティーニアス・プロセスを構築する方法を示した。次に, そのサイマル化の方法について, シート設計を事例に適用を試みることで, その方法の有効性を確認した。また, シート設計のように, 外観のみならず機能(座り心地)が人間の感性評価に依存する特性である場合においては, ニューラルネットワークを用いた外観と機能の同時予測モデルの構築が可能であることを示し, さらなるサイマル化推進の方法を提示した。
- 1997-05-31
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