アカイエカ雌の容器内における行動特に呼気に対する反応
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1)未吸血の雌アカイエカを入れたガラス器に呼気を入れると, それまで壁面に静止していた蚊の大部分がとび立ち, さらに, 容器のふたのガーゼ面にとまつて吻を刺しこむ行動をとることを観察した.2)ガーゼ以外の物を供した所, 表面が滑らかな, ガラスや塗装した板には飛来せず, ざらざらした表面をもつものには良く飛来した.サンドペーパーを使用した所, 目の荒い紙の方が, 細かい目の紙よりも多数飛来する.3)呼気に反応する行動は昼間より夜間に高率にみられる.照度を一定にした室内であつても, 反応が午後6時以降の夜間に高く現われた.4)呼気を送りこんだ後に人体にたからせた蚊の吸血率は, 呼気を送りこまずにたからせた蚊の場合より遙かに高率であつた.5)呼気を一旦, NaOHの溶液を通して後に容器中に送りこむと, ガーゼ面への飛来, 刺入行動がみられず, また人工的に発生させた炭酸ガスを1〜3%含ませた空気を送りこむと, 呼気を送りこんだのと同じ反応を示した.
- 1962-08-31
論文 | ランダム
- 304 乳児における自己認知の発達に関する研究(1) : 他者との交わりを通して(自己認知・対人認知,発達11,口頭発表)
- 303 時間軸における自己意識の発達(2) : 小4から小6までの縦断的研究(自己認知・対人認知,発達11,口頭発表)
- 302 自覚症状の認知と表現に関する発達的研究(自己認知・対人認知,発達11,口頭発表)
- 297 幼児期における表情表出過程の発達変化について(自己認知・対人認知,発達11,口頭発表)
- Natural Family Planning(NFP)の各種技法(受精期自己認知法)利用の現状