日本未記録の奄美産 Anopheles aitkenii 群の 1 種モンナシハマダラカについて
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概要
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日本南部の奄美大島および徳之島の各地の山地渓流から日本未記録の無斑紋のハマダラカAnopheles bengalensisを採集した.主な形態学的特徴として, 雄の外部生殖器の小把握片背葉はしやく形をした2本と剣形2本を生じる.幼虫の額板毛は互に等位置に生じ, 内額板毛は基部より1/3のところで2〜7分枝し小枝を欠く点などがあげられ, ReidがA. aitkenii群に含めている他の7種とは明かに鑑別出来る.本種はまた発生水域によつて幼虫の形態に多少の変異がみとめられる.奄美群島では海抜200m以下の山地の清らかな渓流を主とし, 夏期は日陰に冬期は日当りに棲息する.本報は今までに知られているA. aitkenii群の棲息分布区域のうちで北限を示すものである.
- 1967-07-31
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