イヨシロオビアブの無吸血産卵性について
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概要
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富山県福光町中河内において大群発生しているイヨシロオビアブの無吸血産卵性について観察した.幼虫・蛹からの羽化雌成虫は吸血源を与えても吸血することなく, 羽化後5〜9日に無吸血産卵を行なつた.また, ドライアイス採集やヒト襲来の個体を解剖すると出現初期より産卵経験は高率を示した.これは吸血襲来以前に産卵していたことを示し, 無吸血産卵を意味していると思われた.しかも, 野外採集雌成虫の飼育と産卵実験の結果から, 1回目産卵は無吸血でごく普通に行なつても, 2回目産卵以降は吸血が必要と考えられた.この1回目の無吸血産卵を普通に行なつていることが吸血源の少ない山間地での大群発生を可能にしており, 吸血襲来雌成虫を駆除しても根本的防除にはならないと思われた.
- 1971-12-20
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