Dieldrin 抵抗性チヤバネゴキブリの交叉抵抗性
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概要
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1.薬剤残渣にチヤバネゴキブリ♂成虫を継続的に接触させ, そのlt-p line (log time-probit percentage knockdown line)の2つのプラトーから, そのコロニーのSS (homozygous susceptibles), RS (heterozygous hybrids), RR (homozygous resistants)の構成比を推定し得る.dieldrinについてこの構成比が異なる7つのコロニーを用い, chlordaneとlindaneによつてlt-p lineをえがいたところ, 両薬剤とも, dieldrinの場合と同様に, 2つのプラトーを持つlt-p lineを得た.2.これらのプラトーから, SS, RS, RRの構成比を求めたところ, 用いたコロニーのすべての場合に, この構成比は, 3薬剤の間で抽出誤差の範囲内で等しいものとみなされた.この事実から, dieldrin, lindane, chlordaneの抵抗性は完全に交叉しており, その遺伝子は同一のものであると推定した.3.dieldrinグループに抵抗性の高い砂子コロニーと感受性の伝研コロニーを用い, diazinon, fenthion, fenitrothionのlt-p lineをえがいたところ, どの薬剤の場合にも, 両コロニーのlineは傾斜が急な直線であり, 両コロニーの間でそれほど大きな差がなかつた.したがつて, dieldrinグループの抵抗性は, これらの燐剤とはほとんど交叉していないものと考えた.この研究を進めるにあたり, 御指導をいただいた東大教授医科研寄生虫部長佐々学博士, および御協力いただいた日本環境衛生センター第2事業部の各位に深謝する.
- 1968-03-31
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