実験条件下で観察されたシュルツェマダニ幼虫と若虫の飽血落下リズム
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概要
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シュルツェマダニ幼虫と若虫の飽血落下リズムを14L-10Dの日長条件, 寄生後三日目から暗黒条件, 連続照明条件および寄生後暗黒条件, 連続照明条件において観察した。シュルツェマダニ幼虫と若虫は14L-10Dの日長条件で明期(昼間)に飽血落下するリズムがみられた。この明期落下リズムは寄生後三日目から暗黒条件, 連続照明条件および寄生後暗黒条件に移してもみられたため, 幼虫と若虫の飽血落下は日長に同調した内因性の概日調節機構によって支配されているように思われた。しかし幼虫の飽血落下は寄生後連続照明下において不明瞭なリズムを示した。これは幼虫の明期落下リズムが連続照明下で失われることを示唆する。幼虫, 若虫ともに, 寄生後三日目から暗黒条件あるいは寄生後暗黒条件において飽血落下が遅れた。これは暗黒条件下において光刺激がないことが関係すると思われる。
- 1998-12-15
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