グアテマラにおけるオンコセルカ症ベクターコントロール
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The Guatemala-Japan Cooperative Project on Onchocerciasis Research and Control sponsored by Japan International Cooperation Agency (JICA) was run for 8 years (1975-1983), targeted mainly at the establishment of effective vector control measures of Guatemalan onchocerciasis by applying an insecticide to the streams inhabited by the principal vector, Simulium ochraceum. Following basic studies on taxonomy, biology and transmission of the suspected vector blackflies, extensive and intensive studies were carried out on insecticides, i.e., trough tests to determine the comparative effectiveness of various chemicals, laboratory tests to determine the extent of adsorption of insecticides to soil, and field tests to determine insecticidal carry in various types of streams and the behaviour of insecticides after application in streams. It gradually became clear that the special feature of this vector control lies in infestation of S. ochraceum larvae in streamlets, which accelerates adsorption of insecticides to streambeds, hence accounting for extremely short carry. Together with the information on distribution of the target streams based on geology, geomorphology and geography, the control strategy was established : applying 24g of 5% temephos wdp fortnightly to all the streams with the discharge range of 0.1-50 liter/sec, irrespective of the discharge rate. After the Phase 3 operation commenced in July 1982,the density of S. ochraceum on human bait was suppressed to an extremely low level far below 1.9 flies/man/hr, the critical level theoretically established. The epidemiological evaluation has been made, but final conclusions are not yet drawn.
- 日本衛生動物学会の論文
- 1992-12-15
著者
関連論文
- チャバネゴキブリの生息密度と喫食性がベイト剤の致死効果に及ぼす影響
- 5 殺ダニ剤の屋内廛性ダニ類に対する忌避効果とダニの行動への影響
- EB29 DEET 製剤のアブ類およびブユ類に対する忌避効力
- 7 種薬剤のコナヒョウヒダニおよびケナガコナダニの行動に及ぼす影響
- 69 毒餌によるチャバネゴキブリの駆除実験
- 新東京国際空港構内から採取した蚊幼虫の薬剤感受性レベルならびにその結果から推測出来る今後の防除対策
- オオチョウバエ終齢幼虫に対する7種薬剤の基礎効力試験
- オオチョウバエの人工汚水を用いた室内飼育
- チャバネゴキブリの生息調査法の検討
- A-45 木造家屋に放逐したチャバネゴキブリの動向(不快害虫など)
- 14 ツメダニ類に対する薬剤の残渣接触効果
- 50 防虫処理畳を敷いたコンクリート住宅におけるダニ発生の推移
- 32 「ピリプロキシフェン 0.5% 粒剤」のブユ幼虫に対する実地効力試験成績
- 全自動噴霧器の性能に関する実験的検討
- 11 電気蚊取器設置によるニワトリヌカカの防除試験
- 7 Chelacaropsis moorei の殺虫剤感受性 : (1) クリップ法による他種との比較
- 33 長崎県雲仙地区で不快害虫として問題となるユスリカ類 : (3) ピリプロキシフェン 0.5% 粒剤による駆除の試み
- S1 ゴキブリ用ベイト剤の基礎と最近の問題点(殺虫剤研究班)
- 13 空中散布によるfenitrothionの蚊防除効果について(一般講演,第57回日本衛生動物学会東日本支部大会講演要旨)
- 家屋内にみられるダニと防除対策 : 特に畳から発生するダニについて(ダニ)
- 13 残渣接触法によるコナヒョウヒダニの薬剤感受性の評価
- 不快害虫ハマベアナタカラダニBalaustium murorum (Acarina:Erythraeidae)に対する数種薬剤の効力
- 17 横浜市内で採集されたタカラダニ Sp. に対する数種薬剤の効力
- 24 2 種のツツガムシに対する数種薬剤の効力
- 18 チャバネゴキブリの複合抵抗性の一例
- ジクロルボスの新しい利用,蒸散剤殺虫機 (特集/日本における衛生害虫用薬剤としてのジクロルボスの有用性)
- 79 ブユの生態と防除の研究 (29) : IGR によるブユ幼虫駆除実験その III
- 23 グァテマラのオンコセルカ症ベクターコントロールにおける殺虫剤の研究 : 人工水路試験における各種殺虫剤の効力
- A33 ピリプロキシフェンのチャバネゴキブリの羽化および産卵に対する影響
- A29 Vectobacl2AS のブユ幼虫に対する実地防除に関する検討
- 17 ジエチルトルアミド内包徐放性マイクロカプセル剤の開発
- ろ紙接触法による屋内塵性ダニ類 3 種に対する 16 薬剤の殺ダニ効力の評価
- グァテマラのオンコセルカ症ベクターコントロールにおける殺虫剤の研究 : 2. 人工水路試験における各種殺虫剤の効力
- 31 長崎県雲仙地区で不快害虫として問題となっているユスリカ類 : (1) 発生種とその分布状況
- 94 チャバネゴキブリの潜伏場所選択に関する実験的検討、とくに表面材質について
- 「殺虫剤、O-157、こばえ・厨房、ハエ類・畜舎」で考える害虫防除(Sat 1 殺虫剤研究班)
- 群馬県旧松井田町霧積川水系におけるブユ採集成績
- Anopheles sundaicus 幼虫生息場所の環境指標としてのホテイアオイの有用性について
- ワルファリン毒餌に対する数地区のクマネズミ Rattus rattus の LFP (lethal feeding period) の比較検討
- 池庄司敏明著, 蚊-Mosquitoes, 東京大学出版会, 246pp., 1993 年, 2 月 4,120 円
- An. sundaicus のミズダニ寄生と経産率との関係
- グアテマラにおけるオンコセルカ症ベクターコントロール
- 1 私見ベクターコントロール-その将来像を探る
- 15 ドライアイストラップによる An. sundaicus の採集成績
- 53 インドネシア、北スマトラの海岸平坦部における環境改善工事の成功例
- 52 インドネシア北スマトラ州海岸地域での insecticide-impregnated bed-net operation
- 51 北スマトラ州の海岸地域でのグッピーによる An. sundaicus 幼虫の生物的防除
- グァテマラにおけるテメホス剤を用いた広域でのブユ防除法の検討
- 86 グァテマラ産 Simulium colvini のオンコセルカ症伝播能について
- 蚊成虫の殺虫剤処理網に対する接触試験と殺虫剤に対する反応
- 105 グァテマラ産ブユ幼虫の殺虫剤感受性レベル
- 104 グァテマラのオンコセルカ症媒介ブユ防除の研究 : 殺虫剤の土壌吸着に関する室内試験
- 103 グァテマラ共和国におけるブユ幼虫発生水域の生息精密調査 : 2. 幼虫の流下と薬剤散布後の回復
- 6 ベクターコントロール : オペレーションの企画・運営とその評価(グァテマラにおけるオンコセルカ症の衛生動物学的研究)
- グァテマラのオンコセルカ症ベクターコントロールにおける殺虫剤の研究 : 3. 殺幼虫剤の土壌吸着に関する室内試験
- (2)オオチョウバエの飼育と老令幼虫に対する薬剤感受性(一般講演,日本家屋害虫学会第25回年次大会講演要旨)
- B37 KD-172 の蚊に対する室内ならびに実地における忌避効力
- S8.ゴキブリ駆除用殺虫剤・防除機器の特徴と問題点(テーマ:チャバネゴキブリの理解と防除,第12回日本ペストロジー学会大会(1996年11月26-27日・京都)セミナー講演要旨集)
- 29 ツツガムシに対する殺虫剤の効力 : 1. フトゲツツガムシに対する残渣接触効力
- 88 微生物製剤のユスリカに対する効力と標的外生物に対する影響について
- 8 細菌性殺虫剤 BT 製剤の水中における経時変化
- 35 ブユ幼虫を用いたピリプロキシフェンの基礎効力についての検討
- 2 S-31183 0.5% 粒剤および 5% 水和剤のブユに対する実地効力試験
- 65 JH 様化合物、S-31183 粒剤 (0.5%) の効力評価 : (3) 側溝に発生した蚊幼虫に対する実地効力
- 36 TMI-903 (B. t. i. 1.2% 縣濁剤)の 4 種幼虫に対する基礎効力
- 平社俊之助博士を悼む
- 5.どうして駆除はむずかしいのか(ゴキブリ防除のこれまでの10年,これからの10年)
- B-49 ホウ酸製ゴキブリ駆除剤の病棟への試み(殺虫剤の適用)
- 3 ホウ酸製ゴキブリ駆除剤の病棟への試み
- 90 ブユの生態の防除の研究 (15) : ブユ成虫の記号放逐
- 15 ホウ酸製剤のゴキブリに対する基礎効力試験
- 神奈川県大磯町廃屋敷地における蚊の周年調査
- 64 JH 様化合物、S-31183 粒剤 (0.5%) の効力評価 : (2) イエバエ幼虫に対する準実地試験
- 97 ブユの生態と防除の研究 (17) : IGR によるブユ幼虫駆除実験その II
- 78 Pyriproxyfen (S-31183) 0.5% 発泡錠剤によるチカイエカ駆除実験
- 22 新規有機燐酸エステル Pyraclofos の数種衛生害虫に対する基礎効力
- 63 JH 様化合物、S-31183 粒剤 (0.5%) の効力評価 : (1) 蚊、ハエ幼虫を対象とした基礎効力試験
- 6 食毒剤(家庭用殺虫剤の作用特性 : その効用と限界)
- 5 ブユ幼虫に対する殺虫剤の効果 : 特に微小水流における殺虫剤の吸着と沈降(グァテマラにおけるオンコセルカ症の衛生動物学的研究)