グァテマラにおけるオンコセルカ症媒介ブユ防除の研究 : 1. 微少水流におけるテメホスの有効距離
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概要
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グァテマラのオンコセルカ症流行地において, 自然の基物(流水中の木葉, 草葉茎, 石等)および人工基物(直径0.2cm, 長さ25cmのシリコンチューブ)に付着したブユ幼虫数の減少および流水と底の土壌のbioassayによって, テメホス水和剤の有効距離をしらべた。0.8l/secの水流では, 2ppm/10minのテメホス水和剤の処理で100m下流まで有効であったが, 0.13l/secの水流では同量散布で25mしか有効でなかった。さらに, 0.07l/secのより小さい水流では, 100倍にあたる200ppm/10min散布でも有効距離はやはり25mであった。テメホスに関する限り, ブユ幼虫に対する有効距離はその水流の流水量によってきまり, 流水量のきわめて小さい水流では, その有効距離は極端に短く, またこの有効距離は薬剤の量を増加することでは延長できないことを知った。さらに, 有効距離の短い理由について考察を加えた。
- 日本衛生動物学会の論文
- 1983-09-15
著者
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Ochoa A.
Laboratorio De Investigacion Cientifica Para La Enfermedad De Robles (oncocercosis)
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Ochoa A.
Laboratorio De Investigacion Cientifica Para Control De La Oncocercosis
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海野 登久子
(現)日本化薬株式会社農薬事業部上尾研究所
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鈴木 猛
Laboratorio de Investigacion Cientifica para Control de la Oncocercosis
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