京都大學カラコラム・ヒンズークシ探險隊(1955)採集のアフガニスタン産新種 1
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概要
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私は1955年5月中旬から9月上旬まで,京都大學カラコラム・ヒンズークシ探検隊の一員として主として野生植物の採集と観察に従事した.他の隊員も忙しい研究旅行中にもかかわらず,それぞれの旅行地域で採集された.私は主としてアフガニスタン東部を踏査した.特にヒンズークシ山脈の東部のヌーリスタンの植物に興味をもった.ヌーリスタンの植物相はヒマラヤの植物の縮圖ともいえる.可なり温度にも恵まれ植生は豊である.ここの暖・温帯は日華區系の西の端に入るべきであろう.この地方は北はヒンズークシの高嶺にさえぎられ,西は乾燥地帯であり,南はカブール川の渓谷の乾燥地帯,東はクナール川,インダス川の流域の乾燥地帯によって隔離されているので特産種が多い.近年ドイツやデンマークの探検隊によって可成り採集されたがまだ充分に調査されていない.今後も尚採集する必要がある.
- 1956-09-10
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