単語の意味の学習について
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概要
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従来,単語の意味を表現するために,フレーム,セマンティックネットワーク,意味素性等,さまざまな手法が提案されてきた.しかし,それらの手法においては,スロットの種類やリンクの種類や素性の種類を,研究者があらかじめ一種類に定めてしまうため,新しいことばや概念が出現した時には,意味を表現できない場合があった. 本論文は,単語の意味の学習に適した意味表現と意味の学習方法を一つ提案する.提案する方法は,単語と実体が分散配置されたユークリッド空間により,意味を表現しようとするものである.意味は,空間の構成を変形することにより学習される.空間の軸があらかじめ定められていないため,新しいことばや概念を取り込むことが可能になる. さらに,提案する方法が実用的に役立つことを,文学の論文検索システムへの応用により示す.
- 日本ソフトウェア科学会の論文
- 1986-10-15
著者
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- P.マコーダック著, 黒川利明訳, コンピュータは考える : 人工知能の歴史と展望, 東京, 培風館, 1983, 431p., 2,500円