受信C/Nに対するMUSE同期保護についての一考察(<論文小特集>MUSE・EDTV)
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概要
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ハイビジョン放送において, 現行MUSE受信機では発局切替え時に, 映像が乱れる現象が生じており, このことが発局切替え時の問題点となっている.この原因は, 発局切替え時に放送衛星上で位相不連続な異種同期のMUSE信号が切替わることによる, フレームパルス(MUSE信号のフレーム同期信号, 以下FFP)のプロテクション(同期保護)動作に起因する.通常のMUSE受信機では, プロテクション回数は6回で一定である.本論文は, FPと雑音の関係について解析する.また, 解析の妥当性を実験により証明し, FPの誤検出の主たる原因はガウス雑音ではなく, クリック雑音であることを明らかにする.また, 現在のMUSE受信機ではFPのプロテクションが必要以上に強力に行われており, これらの結果をもとに, 適切なプロテクション回数を明らかにするとともに, 発局切替え時の映像乱れを大幅に軽減する手法を提案する.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1994-12-20
著者
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