動き補償フレーム間予測誤差信号に対する各種直交変換の効率比較(<論文特集>記録と伝送における高能率符号化)
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概要
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動画像を低ビットレートで符号化するために有効な方式のひとつに, 動き補償フレーム間予測と直交変換とを組合せたハイブリッド符号化方式があり, 活発な研究が行われてきている.しかしながら, 動き補償フレーム間予測誤差信号(MC誤差信号)に対する直交変換の効率については, 従来あまり検討がなされていない状況にある.本論文では, 典型的なテレビ会議画像に対して動き補償フレーム間予測誤差信号の性質および各種直交変換の効率について比較, 検討を行った結果を述べる.まず, 効率比較のための尺度として, エントロピー, 平均2乗誤差, 相関性の削減率の定義について述べる.次に, フレーム内(静止)画像信号に対して, 各種直交変換の効率を上述した尺度を用いて検討し, DCTが最も良い効率を与えることを示す.次に, MC誤差信号に対して, KLTの基底関数を求めると同時に上述の尺度を用いて効率比較を行い, DCTがKLTに最も近い効率を与えることを示す.最後に, 各種直交変換をハイブリッド符号化方式に適用してシミュレーション実験を行い, DCTが最も高いS/Nを与えることを示す.
- 1989-10-20
著者
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