正弦波同期型ディスク偏心補正方式
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概要
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光ディスク装置のトラッキング性能向上およびアクセスの高速化を目的として, ディスクの偏心を補正する偏心補正回路を開発した.偏心によるトラックの変位がディスクの回転に同期して正弦波状に現われる点に着目し, トラック横切り数の情報だけを用いて偏心の検出を行い, 偏心に応じた振幅・位相の正弦波状補正信号をアクチュエータに印加して補正するようにした.偏心の検出および補正信号の生成は, マイクロコンピュータで処理するようにした.この偏心補正回路を光ディスク装置に実装・検討した結果, 200μmの偏心に対しても残留偏心量を10μm以下にすることができた.また, トラッキング制御の引き込み応答等のトラッキング性能向上, アクセス時間の短縮・安定化を図ることができた.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1986-06-20
著者
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鈴木 基之
株式会社日立製作所家電研究所
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三浦 芳夫
株式会社日立製作所家電研究所
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鈴木 基之
株式会社日立製作所コンシューマエレクトロニクス研究所
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佐々木 昌志
日立ビデオエンジニアリング株式会社
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福井 幸夫
株式会社日立製作所家電研究所
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