視野制限下における図形・文字の認識
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概要
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テレビジョンアイカメラと視野制限装置を用いて, 比較的大きな図形文字に対する視野制限時における知覚・認知判断に要する応答時間(R.T.)と正答率を求めた.用いたパターンは単純幾何学線図形, 同じく点図形, ランダム配置の点図形, ひらがな文字および, 形状はひらがなに似た無意味パターン(偽文字)の5種類である.その結果, (1)R.T.は線図形より点図形の方が, また正文字より偽文字の方が大きい, (2)いずれの図形, 文字の場合でも視野窓が2.0°〜2.5°より小さくなるとRTは急増する, (3)視野制限時の正答率は図形の判断よりも文字の判断の方が高い, (4)この実験条件(視角で約12°の大きさのパターンを対象)下に関する限り, 中心視の大きさは2.0〜2.5°と推定される, などがわかった.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1985-05-20
著者
-
森田 寿哉
NHK放送技術研究所
-
森田 寿哉
NHK Engineering Services, inc.
-
樋渡 涓二
筑波大学電子情報工学系
-
岩佐 靖典
筑波大
-
樋渡 涓二
筑波大学 電子・情報工学系
-
岩佐 靖典
筑波大学
-
森田 寿哉
Nhk
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