ビデオテープ内の残留磁化分布
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概要
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現用のVTRは, 無バイアスの記録方式をとっている.記録ヘッド空隙長は1〜2μと非常に狭いため, テープ内の残留磁化は, テープ厚さ方向に不均一な分布をとるものと思われる.今回, 実際の記録磁化層を切削する方法によって, これまでより直接的に, この不均一磁化の状態を測定し得たので, その結果を報告したい.実験結果から, 記録電流を増せば磁化層が厚くなることや, 短波長で電流過剰による記録減磁は, テープの表面付近で大きく起きる現象などが確認された.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1966-04-01