温度勾配冷却法による反強誘電液晶の配向制御
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概要
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反強誘電性液晶(AFLC)において、初期配向状態としてジグザグ欠陥のない層構造を生成させ、それを外部の衝撃から保護できるパネルへとすることは困難であった。われわれは、この2つの問題は同時に解決すべきものと考え、ストライプ状の壁を形成した基板を対基板と加熱圧着することで、開口部以外が密閉された多数のトンネルを有する頑丈なセルを作成し、そのセルに温度勾配をかけた。これは液晶の体積収縮を利用して液晶分子を動かし、層折れ曲がり方向を制御する方法である。この結果、強誘電性液晶(FLC)ほどではないがAFLCでもジグザグおよび線状欠陥はかなり消失させることができた。
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1998-01-30
著者
-
鈴木 克宏
凸版印刷(株)総合研究所
-
湊 孝夫
凸版印刷(株)総合研究所
-
井口 真由美
凸版印刷(株)総合研究所
-
樋口 章二
凸版印刷(株)総合研究所
-
井口 真由美
凸版印刷株式会社総合研究所
-
樋口 章二
凸版印刷株式会社総合研究所
-
鈴木 克宏
凸版印刷株式会社総合研究所
-
湊 孝夫
凸版印刷株式会社総合研究所
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