シルエットの図形分節における手前と後 : 領域の前後関係はどのように決定されているか
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概要
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シルエットの図形分節においては, 手前に知覚される領域と部分的に遮蔽されて後側に知覚される領域に分節される.本研究では, そのような手前と後の関係がどのように決定されているかを視覚実験により調べた.この結果, 分節における前後関係は, 分節によって生じる錯視的輪郭の長さが密接に関係し, 錯視的輪郭の長さが相対的に短い領域が優位に手前として知覚されること, また, 分節の形状による錯視的輪郭の生成の容易さの相違は, 判定における錯視的輪郭の長さに対する荷重として反映されていることなどを明らかにした.
- 2001-10-01
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