磁気記録媒体における粒子間相互作用磁界 : 第4回日韓磁気記録シンポジウム : 画像情報記録
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概要
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VSM測定中に磁化に比例する適当な磁界を印加すると、粒子間相互作用が見かけ上消失するためHenkelプロットが直線となる。これを利用してBa-ferrite塗布媒体のMeanFieldを測定した結果、無配向のときMean Field係数はほぼゼロであるが角形比O.8では0.2程度となることがわかった。微粒子を規則正しく配列させたモデル計算により、Ba-feniteのような板状粒子塗布媒体では正のMean Field働き、針状のメタル微粒子塗布媒体では負のMean Fieldが働くこと、また、配向性が悪くなるにしたがい粒子間の縦横の間隔が変化するためMean Fieldも弱くなることを示した。Mean Fieldを考慮した記録再生シミュレーションから、長手配向Ba-ferrite媒体の場合Mean Fieldの有無により低記録密度領域の出力が40%程度変化し、垂直配向媒体の場合には記録密度が高くなるにしたがいMean Fieldの影響が顕著になることがわかった。
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 1993-11-11
著者
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