全静電方式撮像管
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概要
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小型, 軽量, 低消費電力な撮像管を実現するために, 電子ビームの集束・偏向系を静電集束, 静電偏向方式とした全静電方式撮像管を開発した.静電レンズと偏向電極は, 従来の電極構造の複雑さと精度の悪さを解決するためにガラス管の内壁に高精度に加工して形成し, 従来の1.3倍以上の大口径静電レンズを実現した.また, コンピュータシミュレーション技術を用いた電極寸法の最適化と, さらに, プリ偏向によるコマ収差低減を行うことにより, 低収差で走査ひずみの少ない電子光学系が実現した.その結果, 1/2インチサイズで全長が62mm, 重量16g(シールドケース含む)と世界最小, 最軽量の高性能な単管カラー撮像管が得られた.また, 2/3インチサイズでは, 中心解像度が400TV本で69%, 絶対ひずみが0.3%以下の高性能な3管カメラ用撮像管が得られた.
- 1986-12-20
著者
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