改良形色差順次単板カラー方式
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概要
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固体撮像素子を用いた単板カラー方式のなかで, 色差順次方式は固体撮像素子出力を低域濾波するだけで広帯域の輝度信号が得られ, 色差信号が線順次に多量化されて得られる方式である.また色差順次方式では輝度信号を得るのに画像の垂直相関を利用する必要がないので偽信号の発生が少なく, 信号処理も簡単であるという特色を有している.今回, 従来の色差順次方式の特色を活かしつつ, さらに補色系色素と新たな色配列により, 輝度信号と色信号のS/N向上を図った改良形色差順次方式を開発した.従来の色差順次方式と比較して, 輝度信号量で+3dB, R-Y色差信号で同等, B-Y色差信号で+4dBの結果を得た.CPD撮像素子に改良形色差順次方式を適用し, 総合的な画質の改善を図るとともに, 輝度信号のS/N46dBのとき, 色差信号R-YのS/N45dBの値を得た.
- 1983-10-20
著者
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