13th ICPR国際会議報告
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
第13回パターン認識に関する国際会議(13th ICPR)が, 1996年8月25日〜29日に, 建国1000周年を迎えたオーストリアの首都ウィーンで開催された.本会議は, 2年ごとに開催される, パターン認識の国際会議である.1000件に近い応募の中から, 約250件の口頭論文と約450件のポスタ論文が選ばれた.前回のイスラエルの時に比べて, ポスタ論文が倍近くに増えている点が, 本会議の特徴である.会場のウィーン工科大学の収容能力の大きさが充分であり, しかも, 会議をすすめるスタッフが充実しているため, 大規模な会議が極めてスムーズに運営されていた点が印象深い.これまでと同様に, 本会議は4つのトラックに分かれて, ほぼ独立に運営されている.4つのトラックは以下の通りである.A : Computer Vision B : Pattern Recognition and Signal Analysis C : Applications and Robotic Systems D : Parallel and Connectionist Systems各トラックのテーマは, 毎回少しずつ変わってきているが, 最近の傾向としては, 以前に比べて, 4つのトラックの発表分野がそれほど明確に分別されていない点がある.トラック間でかなり研究内容が重複してきており, このような複数トラックの運営方式が良いのかどうか充分検討する必要があると思われる.本会議の主な参加国と4つのトラックの発表統計を表1に示す.参加国は40カ国を越えていたが, 常連国の発表件数が多く, 全体の6割をアメリカ, 日本, フランス, ドイツ, イギリスが占めていることがわかる.その他では, 台湾や香港からの参加が多かったことが目に付いた.
- 1996-11-20
論文 | ランダム
- 1995年度部落問題の現状・行政研究の成果と課題 (特集 1995年部落問題研究の成果と課題)
- 部落問題解決の現段階と調査分析の問題 (1994年部落問題研究の成果と課題(特集))
- 現代部落問題論の争点をめぐって (第32回部落問題研究者全国集会報告--日本の民主主義と部落問題研究の課題) -- (現状分析・理論分科会〔含 討議〕)
- 日本の民主主義と部落問題研究の課題--「法」以後と部落問題研究の課題をめぐって (第28回部落問題研究者全国集会報告--日本の民主主義と部落問題研究の課題) -- (全体会)
- 戦後同和行政と「法以後」をめぐる諸論点 (戦後同和行政の諸問題)