コガネムシの翅鞘表面の微細構造 : 1. ビロウドコガネ亜科における色沢と構造の関係
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概要
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ビロウドコガネ亜科に属する11種のコガネムシの翅鞘表面構造を, 走査電子顕微鏡で観察し, その微細構造と色沢との関係を考察した.1. これらのコガネムシの翅鞘の表面には, 0.64μから3.2μ間隔の溝或は微小毛の列が横切っている.2. 列間隔に対して短かく, 規則的な微小毛または規則的な溝を有する種は, 光の回折現象によりニジ色をあらわす.3. 微小毛が非常に短かく.まばらで列間隔が不規則な種では光沢を示す.4. 列間隔に対していちじるしく長い微小毛を有する種はビロウド状を呈する.5. 列間の小顆粒は色沢にほとんど関係がないと考えられる.
- 日本昆虫学会の論文
- 1972-11-25
著者
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