実行ファイルの分割による新しいソフトウェア実行形態の提案とJava Runtime Environmentへのその応用
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概要
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JRE(Java Runtime Environment)を含めた現在のすべてのソフトウェアには,単一のプロセス上にロードされた1つのアプリケーションのインスタンスのみですべてのドキュメントを処理するか,複数のプロセス上にロードされた複数のインスタンスで別々にドキュメントを処理するという2つの実行形態がある.前者はリソースなどを共有するために効率的な実行が可能となるが,あるドキュメントの処理中に不正なメモリアクセスが発生した場合にはすべてのドキュメントのデータが失われてしまう.それに対して,後者はリソースなどを共有できないためにロードにかかる時間的・空間的なコストが大きいが,メモリ保護が完全なOS上においてはそのような危険性は一切ない.本論文では,複数のインスタンスが協調して動作する新たなアプリケーションの動作形態を提案し,これをJREに適用することでJavaアプリケーションの効率的な実行が可能となることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-07-19
著者
-
魚井 宏高
大阪電気通信大学総合情報学研究科デジタルゲーム学専攻
-
沼田 哲史
大阪電気通信大学総合情報学研究科デジタルゲーム学専攻
-
沼田 哲史
大阪大学大学院情報科学研究科
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魚井 宏高
大阪電気通信大学
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