中央銀行の発行に適した電子マネー
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概要
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電子マネーは電子商取引の基本的な要素となる.電子マネーが従来の現金に取って代わるためには、通貨の供給量をコントロール可能でなければならない。現金には情報、証拠、象徴の3つの機能がある。このうち、象徴的機能は二重使用を防止するために重要な要因となる。本研究は電子マネー発行者を中央銀行とし、中央銀行が管理する分散データベースと匿名通進路を利用することによりプライバシー保護と安全性を両立させるシステムを提案する。発行の権限を中央銀行に持たせることによりマネーサプライの制御が可能となる。電子マネーとユーザは一対の公開鍵暗号で関連付けられる。データベースは口座ではなく発行した電子マネーの価値を管理するために用いられる。ユーザは匿名で電子マネーを所有することができる。
- 2002-07-18
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