周波数分散特性をもったパルス電磁波の到来方位測定法(基礎理論)
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概要
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周波数分散特性をもったパルス性電磁波の到来方位を決める新しい測定方法を開発した. 到来方位決定には, 従来から行われてきた電界1成分と磁界2成分のデータ解析法を基本としており, そのためのセンサシステムとしては, 垂直ダイポールアンテナと, 水平で互いに直交配置した2本のサーチコイルからなっている. 検出信号に対する解析の主要部は, パルス波形から周波数分散特性をもったスペクトルを導出することと, 分散特性で得られた周波数ごとの振幅及び位相から到来方位を算出することである. この手法により, 伝搬中に生じた周波数に依存した遅延(周波数分散性)に対しても, 到来方位を求めることができる. 本方式を雷放電パルスに適用し, その到来方位測定で精度の良さを示した. これにより本方式は連続観測として実用化できることを示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-01-01
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