被覆剤中の Mn 及び Si の脱酸効果に關する研究(第 1 報) : Mn 及び Si の濃度割合について
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概要
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熔接棒の被覆剤中にMn及びSiを配合するに当つて, 製鋼における脱酸理論(Mn及びSiの共同脱酸と, それによつて生ずる脱酸生成物の諸現象)が, 熔接の脱酸にも深い関連があると考え研究を行つた。そして実驗の結果次のことが解つた。a)被覆剤中, 適量の脱酸剤を配合することによつて被覆熔接棒は著しく改良せられるが, 製鋼時に考えられる〔Mn〕と〔Si〕の濃度割合に関する条件は, 熔接時においても適合する条件である。b)特に良好な熔着鋼を得るには, 被覆熔接棒の〔Mn〕及び〔Si〕の濃度割合は, 心線中のMn%及びSi%も含めて〔Mn〕 : 〔Si〕=4.0% : 0.5%であることが望ましい。
- 社団法人溶接学会の論文
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