PN符号アドレス制御によるRAKE受信機の構成
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概要
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スペクトル直接拡散通信を利用したCDMA方式がシステム容量の大きさから注目されている。CDMAではマルチパス対策として、受信波を逆拡散により拡散符号の1符号長単位で時間的に分散して合成するRAKE受信方式が適用できる。RAKE受信機はトランスバーサルフィルタで構成する方式がよく知られているが、マルチパス信号中でパワーの大きいパスをいくつか選んで、独立に追従し復調動作する複数の複測機によるRAKE受信機も検討が行われている。この構成のRAKE受信機では各復調機が独立に動作するため、ハードウェアを実現する場合に、追従を行わせたいパスの指示を与えるのが難しいという問題がある。本稿では、指示が的確に行える方式を提案すると共に試作したRAKE受信機について述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-05
著者
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