有限要素法による電磁界解析システムMSC/EMASを用いたアンテナ特性の解析
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概要
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有限要素法による電磁界解析は、数多くある電磁界の数値的解法の中でも最も汎用性に富む方法の一つであり、多くの分野で利用されている。しかしながら、有限要素法は基本的には閉じた空間のモデル化をしているので、アンテナ解折のように電磁波放射を取り扱う問題は苦手であると言われてきた。また、解析領域全体の要素分割を行なわなければいけないので、境界要素法(モーメント法)と比較して計算のプリ処理が面倒であると言われている。本発表では吸収境界条件や履歴ファイル等を利用することでこれらの問題を解決し、有限要素法のアンテナ設計への応用を試みたので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-05